まほろばで君と

これが本当の最後

前回、3月30日でキッパリ諦めると言っておきながら、今日このあと顔を見るかもしれないから心がざわつく。


3月までいた事業所に用があって行く。滞在時間は1時間。おそらく今日そこに彼女はいる。

でも、視線恐怖症だから机に向かったままという状態が長い。だから、顔を合わせる確率は相当低い。ましてや話すことなどは……。


これが顔を合わせる可能性がある最後の機会。この先、二度と同じ空間にいることはない。


僕が小心者ということもあるかもしれないが、「縁」がないのだろう。縁があったら1年間でもっとお互いが会話出来る状態になって、プライベートなことも話したはずだ。


こういう1年を経験して最近、リラックスして楽しく話せる人が1番いいと思うようになってきた。そういうのが幸せだと改めて感じる。

ただ、新しい職場に関して言うと、そういう人に出会うことはまず考えられない。悪いことではないかも知れないが、罪悪感が芽生えそうだ。

「新米が浮ついたこと考えるな」と、もうひとりの自分にたしなめられる。



歳は関係なく、金曜の仕事帰りや休日に会って話せるステディな人がいたら生活が彩られる。

そういう生活がしたい。