まほろばで君と

2019-01-01から1年間の記事一覧

辛さが見えない子どもの貧困(国民生活基礎調査・OECD調査)

厚生労働省は、3年おきに国民生活基礎調査というのを行っています。その中で全国民の中で生活に苦しむ人の割合を示す「相対的貧困率」、18歳未満で生活に苦しむ子の割合を示す「子どもの貧困率」を発表しています。 また、OECD(経済協力開発機構)は、相対…

薬学部の3割は薬剤師になれない

2014年4月19日付の日刊ゲンダイに、学力が低いために薬学部の学生が薬剤師の国家試験に合格できないケースが多いことが載っていました。 「1200万超がパー 薬学部生の4割が薬剤師になれない」 <記事より抜粋> 「いまは大学を出ても、まともな会社の社員に…

障害者施設の虐待事件の歴史の一部

2012年10月1日の障害者虐待防止法施行以前、障害者施設での虐待は、罪に問われることなく終わったケースが多々あります。 障害者への虐待を許さないという気持ちから、過去にマスコミで取り上げられた障害者への虐待事例を紹介します。 マスコミに取り上げら…

台湾エスニック問題 レポート

2007年10月27日執筆 台湾におけるエスニック問題の特性について、知るところを述べる。 (エスニック=民族) 現代の台湾社会はエスニックに分断されているが、それは自然発生的なエスニックではない。第二次世界大戦後、中国大陸から移住してきた少数派の外…

フィリピンスラム街の支援活動とクリック募金

クリスマスは商業主義の権化といえる一大イベント。 そして、幸・不幸、貧富の差が、一年で最も如実に表れる。 楽しい時間を過ごす人がたくさんいるのにこんなこと言うのは野暮だから手短にするけど、幼少期に「家族そろった楽しいクリスマス」を経験したこ…

ソーシャルワークの価値と倫理(社会福祉援助技術レポート)

ソーシャルワークにおける価値と倫理、原理、原則について、2007年6月に書いたレポートの一部を抜粋し、加筆したものを掲載します。 テキストは中央法規出版の『社会福祉援助技術論1』です。 新版 社会福祉士養成講座〈8〉社会福祉援助技術論1 作者: 福祉士…

ソーシャルワークの理論の統合化(社会福祉援助技術レポート)

ソーシャルワークの理論史における統合化の背景とその意味や意義について、2007年6月に書いたレポートの一部を省略したものを掲載します。 テキストは中央法規出版の『社会福祉援助技術論1』です。 新版 社会福祉士養成講座〈8〉社会福祉援助技術論1 作者: …

喪に服した平成令和の転換期

母が昨年6月30日、母の姉である叔母が12月30日に亡くなった。平成30年は身近な死を味わった年だった。 そして今年、平成から令和に元号が変わった。個人的に、平成が終わったことは色んな終わりを意味した。 男は本来的にマザコンだという。 娘としての気持…

住民主体の福祉のまちづくり(地域福祉レポート)

住民が主体の福祉のまちづくりとはどういうものかについて、2007年4月に書いたレポートの一部を省略したものを掲載します。 テキストは中央法規出版の『地域福祉論』です。 新版 社会福祉士養成講座〈7〉地域福祉論 作者: 福祉士養成講座編集委員会 出版社/…

不登校・登校拒否のメカニズム(山梨県)

<2010年11月21日付『山梨日日新聞』より引用> 山梨県高教組(佐藤弘委員長)は20日、山梨園芸高で第57次秋季教育研究集会を開き、12の分科会で高校や特別支援学校が抱える課題を討議した。 「障害児教育」がテーマの分科会では、スムーズに人間関係を築け…

いじめ、学校の荒れ等の問題行動、学力問題における特別活動の意義(教職課程レポート)

いじめ、不登校、学校の荒れ、学級崩壊などの問題行動や学力問題における特別活動(ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事)の意義について、2009年8月に書いた教職課程科目のひとつ、特別活動研究のレポートの一部を省略したものを掲載します。 最後に今…

児童虐待防止法施行後の虐待事件と今年の法改正

2000年11月に児童虐待防止法が施行されましたが、それ以降に起こった虐待事件のうち、4件に絞って概要説明します。最後の目黒女児虐待事件はつい先日(2019年10月29日)判決が確定したのでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ◆2000年12月 愛知…

四柱推命の無料占いをいくつかしてみた

当たってるか自分ではよく分かりません。 当たってるといえば当たってるし、外れているといえば外れてる(笑) でも、太字は自分で当たってると思う部分です。 興味深いのは、同じ四柱推命なのに、3つの内容が違うところです。 生年月日・時刻、出生地、現住…

医療の視点から見るおかしな国ニッポン(国際データ比較)

「日本人は権威の弱い」と言われますが、医者を過信して、医者が出す薬について調べることなく、処方通りに服用している人が大半ではないでしょうか? ですが、その薬は本当に飲む必要があるのか、大いに疑問です。内服薬の抗生物質は、その最たるものです。…