まほろばで君と

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

賢い人間になりたい

ブログなどで他人の文章、自分へのメッセージや言葉を読むと、自分は頭が良くなく劣っていると感じることがある。20歳の頃に高等教育を受けていない(高卒だった)ことが理由の大きな割合を占めている。 勉強が出来ないから大学に行けなかった訳じゃない。こ…

欲望より共生を基盤にした社会(福島第一原発事故再考)

福島第一原発事故から9年が経過します。最近は原発事故に関する議論もほとんど聞かなくなりました。 あの事故は、経済成長や科学技術の発展には限りがないという、一部の人間の傲慢さが引き起こしたとも言えます。刹那的思考による過度な消費主義の行きつく…

私小説『昨日のような遠い記憶・同級生編』第6(最終)話「大切なもの」

<前回の話> endertalker.hatenablog.com [1992年12月、93年3月の話 主人公は23~24歳] 12月上旬、街は赤と緑のクリスマスカラーの装飾が施されて、『We Wish You a Merry Christmas』が流れていた。 善晶と優子はオムライス専門店で夕食を取ることにした…

私小説『昨日のような遠い記憶・同級生編』第5話「花火大会」

<前回の話> endertalker.hatenablog.com [1992年8月の話 主人公は23歳] 善晶と優子が付き合い始めてから2か月が過ぎた。テレビでは連日、バルセロナオリンピックが放送されている。水泳平泳ぎで無名だった中学2年の岩崎恭子が金メダルを取った時のイン…

私小説『昨日のような遠い記憶・同級生編』第4話「デート!」

<前回の話> endertalker.hatenablog.com [1992年5月の話 主人公は23歳] みんなで水族館に行ってから6日後の午後2時、大阪で有名な待ち合わせスポット、泉の広場に善晶と優子がいた。 映画館はここからすぐの所にある梅田ピカデリーで、大阪の一番ど真…

私小説『昨日のような遠い記憶・同級生編』第3話「帰り道」

<前回の話> endertalker.hatenablog.com [1992年5月の話 主人公は23歳] 水族館を堪能した5人は、当時流行っていたティラミスが食べられる店で食事することにした。 水族館で優子と2人で話すことが多かった善晶は、スタンドプレイ気味だったと思い、改…