<2010年11月21日付『山梨日日新聞』より引用>
山梨県高教組(佐藤弘委員長)は20日、山梨園芸高で第57次秋季教育研究集会を開き、12の分科会で高校や特別支援学校が抱える課題を討議した。
「障害児教育」がテーマの分科会では、スムーズに人間関係を築けない生徒へのアプローチの仕方が話題となった。
同分科会では、特別支援学校で長期間学校を休む生徒の学習の進ちょくや、生活態度面の課題が取り上げられた。
障害のある生徒の場合、通学には保護者の協力が不可欠だが、「家庭内の問題に踏み込むのが難しい」という意見があがる一方、「生徒自身が一番困っていることは事実。孤立させないように見守る姿勢が大切」という指摘があった。
また「子ども・青年、学校をみんなで考える分科会」では「山梨不登校の子どもを持つ親たちの会(ぶどうの会)」の鈴木正洋代表が登校拒否のメカニズムについて解説。
「学校に行こうと思っても、体が拒否するのが不登校。無理に説得するのではなく、どんな助けを求めているか見極めることが大切」と話した。
開会行事には約120人が出席。
佐藤委員長は基調報告で「県教委が示す高校の適正規模は、財政事情で学校統廃合をするために考え出されたものだ」と批判した。
<引用は以上>
僕は中学時代、登校拒否で、記事にあるように体が動きませんでした。
まったく学校に行かなかった訳ではありませんが、中2,中3の時、年間30日以上、登校拒否で欠席しました。
中学時代は思春期で、正直に本心が言えず、強がっていたので、担任の先生からは「怠けている」と思われていました。
でも、本当は辛かった。それを言うのが恥ずかしくて、誰にも言えなかった。
家庭の事情(親の問題)が登校拒否の一番の理由でした。他にもありますが…。
登校拒否でも、学校を休むことに大きな罪悪感があって、1人、取り残されたような感覚があり、それなりに悩みました。
もちろん親も悩みますが、本人が一番辛いんです。
ですので、頭ごなしに子供を責めたりせず、状況を把握して、丁寧に聞いてあげることが大切だと思います。
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